【オーストラリアファーム】フィグのシーズンが急に終わってしまった話
ばんちゃ!オーストラリアNSW州でファーム生活中の私たちなんですが、どの作物にも”シーズン”があります。しかし一年中安定して出来る作物ってなかなか無いんですよね。今回は私たちがピッキングしているフィグのシーズンについて詳しく書いていこうと思います。
フィグのシーズンについて
まずフィグ(イチジク)は品種によってシーズンが異なります!!初夏頃に収穫できるものと涼しくなった秋頃に収穫できるものがあります。
日本でのおおまかなシーズンは、暑い時期の6月~10月頃までといわれており、オーストラリアは南半球に位置するため季節は真逆です。そのため私たちの働いているファームでのシーズンは1月中旬~4月頃までといわれています。
私たちは丁度1月中旬にメルボルンからミルデュラまで向かい、次の日からフィグピッキング初日というウェイティング0日で仕事を始めることができました。
詳しい”フィグピッキング体験談”については、ぜひ過去の記事も参考にしてみてくださいね☆
ハイシーズンがとにかく辛かった...
1月中旬から下旬頃までは、15~20人程のピッカーで作業をしていました。勤務時間は朝の6時半から早い時は10時半、遅い時でも14時くらいで終了していました。
しかし2月に入ってからのある日。急に40度近くなる熱い日が連続で続きました。すると急にフィグたちは成長し、一面真っ赤になるくらいたくさんの熟したフィグだらけになったのです!もうそこからはなんというか、
地獄の日々。
日本では経験したことない40度超えの中、カンカンに照らされる太陽の下でフィグをピッキングしていくのです...ピッカーの人数も急激に増え、総勢50人程になったんですが、これまた実がたくさん生っているせいで、早く終わらせたくても終われないんです(泣)1レーンやばい時は片道で30箱取ってました!毎日朝6時半から遅い時は17時頃まで仕事。終わるころにはもうヘトヘト。砂漠のような土道の中トローリーを押す元気も無いです。
私たちは歩合ではなく時給制なんで正直な話、テキトー(本当はダメですよ😅)にピッキングしちゃってもいいんですけど。。。ちゃんと仕事しないと、スーパーバイザーがチェックしに来るんですよね。
実際に私も暑い中ピッキングするのが辛すぎて、取り残しがあるのを見られスーパーバイザーに怒られました...そこからは怒られたくないので毎日真剣に取ってましたけど!フィグの木も結構高さがあるため、女の子が普通に手を伸ばしても届かなかったりします。そのためトローリーに上って取ってはまた降りて...時には下までかがんで取って...
意外とハード!!
たかーいところにあるフィグを見つけると、ぶっちゃけ気分が萎えてました(笑)なんでそんなところに生っとるねん!ってね(笑)そこは彼と協力し合いながらピッキングし、日々の仕事を乗り越えてました。
なかには暑すぎて早退する人たちもいたり💦毎日めちゃめちゃテキトーにしか仕事しないヤツが隣でピッキングしてて、なぜかそういうヤツに限ってスーパーバイザーに何も言われないところとか見てると腹立たしくなってきます。
暑い中みんな頑張ってるのに~~~(# ゚Д゚)
上にフィグがあるのに、手を伸ばしたりトローリーに上ったりせず無視してそのまま歩いていくヤツ、、、あいつと同じ給料か…!!と思うと真剣に取ってる自分たちが辛くなるんですよ(泣)
と、これが時給制のデメリットでもあります!話がいろいろ脱線してしまいましたが(笑)
とにかくこのつらーーーい期間がなんと2月中旬頃で、なぜか急にピタッと終了してしまうのです...!!!
急にハイシーズンが終わった話
2月下旬頃。仕事の終わる時間がやっと12~14時頃になってきました。早く帰れるからみんなHAPPY☆って感じだったのもつかの間。なんとそれは約5日間で終了。
そこからは時給制の仕事にとっては大ピンチの、10時半には仕事が終わってしまう毎日なのです!!!!ここからピッカーメンバーに焦りが出てきます。セカンドビザ申請に必要な日数は稼げるのですが働く時間が短くなってしまったせいで給料が急に少なくなってしまいました。
少しでも働く時間を稼ごうとゆっくり時間をかけてピッキングしていくのですが50人もいればほぼ無意味でした(笑)
ファーム内でも『お金稼げないね~』といったような話が出てきていきました。
そんなある日、ハイシーズンが始まってから働き始めた何人かのヨーロピアンが急にクビになったという情報が入ってきました。(私たちのファームは日本人と韓国人が半分半分くらいで残り少しがヨーロピアンでした)その他ホステルから通勤していた日本人たちまでもクビになったり、数名の日本人が「他のファームに行く」と移動したりと、この状況に変化が出てきました。
ファーム側としても作物が取れないのなら人を減らしたいということ。でもなかなか自ら出ていくという人たちは現れず、雇用形態が異なるヨーロピアンやホステル暮らしの人たちからクビを切られたという感じです...
そのため50人程いたメンバーも一気に20人程になりました。しかし”フィグがこれ以上実ることは無い”とマネージャーから言われました。
セカンドのことを考えて日数のために滞在し続けるか、お金のことを考えて他のファームへ移動するか
とても悩む選択ですが、一番の目的はセカンドビザのためだったので私たちはフィグがあまり取れなくても働き続ける!と決めていました。
そして人数も落ち着き、残りの人たちをクビにすることはないとマネージャーから言われて安心していた矢先にオーストラリアでもコロナウイルスの緊急事態宣言が出てしまうのです...!!!
現状のピッキングについて
コロナウイルスの報道で、ファーム側も動揺していました。一時他のところから来た新しい人たちは雇わないとのこと。そしてファーム全体での大規模引っ越し。
↓以下参考にどうぞ☆
急にフィグ以外でバタバタと忙しくなりました(笑)
今は残ったメンバーで短時間だけにはなりますが、数少なく貴重なフィグをピッキングし続けています。そして昨日から希望する男子メンバーだけ同じファーム内で”オレンジピッキング”に移動することになりました。今日から彼とは朝から別々で仕事をしています。オレンジピッキングはハードな仕事だそうで、、、しかも
歩合!!!!
詳しいオレンジピッキングの内容については今後の記事で書かせていただきます☆そのため今はほとんど女の子たちの12名程でピッキングしています。
今後について考える
4月頃からは2日に1回の仕事になると言われました。さらに仕事は減っていく一方ですが、5月頃からはオレンジのパッキングが忙しくなるのでそれまでは辛抱したいと思います。節約節約♩あとは彼にオレンジを頑張ってもらうしかないですね(笑)
現状については以上のような感じですが、少しでも同じような状況の方の参考になれたら幸いです。それでは、ばいちゃ~✋
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